【尺上丸太の製材木取り】
尺上丸太の製材木取り
尺上丸太の製材木取りとは、末口(樹冠に近い部分)の直径が30cm以上の丸太の木取り(用材として適するように、材木を切ること。特に、丸太から角材を切り取ること。)のことです。
そのなかで、樹齢50年~80年程度、末口の直径が30cm~48cmのものの丸太の木取りの方法としては、以下の2例があげられます。
(1)良質材の場合/材の樹心を避けて「心去り角」の役物柱(節の少ない良質な内装柱)を4本取り、その周囲で鴨居材などを採材します。
(2)並材の場合/「心去り角心持ち角」(樹心を含む心持ち角と、樹心を含まない心去り角を同時に採材する方法)で、垂木や根太、間柱、ラス下地板、野地板、足場板、鴨居などを採材します。