コラム キッチンを改築と改修する際必ず選択に迷うのが「ガスコンロ」or「IH」
キッチンをリフォームしたり建物をリノベーションする際に、やっぱりIHがいいよね・・・と思う方々が増えています。
ですが、IHにはIHの良さがあるのは当然ですが、IHでは出来ない事をガスでは可能にする事だってあります。
そこで今回は、IHとガス、それぞれの特性についてあらためてご紹介したいと思います。
ガスコンロのメリットデメリットについて
ガスコンロは、いわずと知れた昔からある直接ガスから火を放つコンロのことです。
その上で、あらためてガスの良さと不便な点を確認してみましょう。
ガスコンロのメリット
1.IHに比べて安い
商品のグレードにもよりますが、IHに比べるとガスコンロの方がお求めやすい傾向にあります。
2.火力が強く直接コンロから話しても調理できる
IHに比べガスの方が火力は強いです、またコンロから放しても火が通る為、チャーハンなどを作る際フライパンを煽りながらの調理が出来ます。
3.調理器具を選ばない
IHはIH対応の調理器具でなければ破損だったり使用不可などの恐れがあるのに対し、ガスコンロは基本的に全ての調理器具に対応しているため、使えるかどうかの確認に手間がかかりません。
ガスコンロのデメリット
1.火を扱う為、やけどや火事のきっかけになりやすい
実際に火を使うガスコンロは火事の原因にもなりやすく、やけどの原因にもなりやすいです。
総務省消防庁「平成29年版 消防白書」によると、平成28年中の出火件数は36,831件。 内、「ガスコンロ」が発火源となったのは3,136件で全火災の8.5%でした。 そして、その内49.7%が消し忘れによるものとされています。
2.お手入れが大変
ガスコンロのデメリットとしては掃除が大変なことです。
吹きこぼれによりものや汚れがこびりついてなかなかこすっても取れなかったり、そういった清掃に長時間かかってしまうデメリットがあります。
3.調理時キッチンが熱くなる
直接火が空気を温めてしまう為、キッチンスペース一帯が熱くなってしまう恐れがあります。
夏場などの調理時には熱中症などに気をつける必要があります。
IHのメリットデメリットについて
IHとはインダクションヒーティング(電磁誘導加熱)の略称です。
磁力線によって電流が起こり、金属製の鍋とコンロの間に、接触による電気抵抗が起こることで鍋自体を発熱させることができる仕様になっています。
火を使わないからこそできるメリット、できないデメリットをご説明いたします。
IHのメリット
1.火を使わない為、安全安心
ガス器具と違い、直接火で調理をしないため引火の心配が無く、キッチン空間が熱くなることも防いでくれます、お子様などがいる家庭では安心です。
2.お掃除がしやすい
ガスコンロのタイプと違って凹凸が無いため、吹きこぼれなどがあった場合でもさっと拭くだけで汚れを取り除くことが出来ます。
3.対応調理器具などだと瞬間的に火が通る
ガスコンロと比べると火力が弱い印象があるIHですが、対応器具などだと全体に熱が伝わり火力の立ち上がりに関してはガスコンロより早い場合もあります。
4.温度を設定ができる
電気製品ならではの温度調整機能は、レシピなどをみて調理する際とても活躍してくれます。
そういったIH専用の調理方法なども料理サイトなどで紹介されておりとても便利です。
5.オール電化に適している
ソーラーや余剰電力で電気を使用している場合、オール電化の代表格としてあげられるのがIHコンロといえます。
IHのデメリット
1.強火が難しい
電気では火力に制限がかかってしまうため、強火で調理する料理によっては難しいケースがあります。
2.調理器具が限定される
IH対応の調理器具を選ぶ必要がある為、専用器具を選定しなければならない必要があります。
知らないで使ってみて破損などの恐れがある為、慎重に選ばないといけません。
3.天板の暑さを目で測れない為、やけどに注意が必要
火を使わない為、その点は安全ですが、逆に調理が終わってからの温度がわかりづらい為、うっかり触ってしまいやけどをする可能性があります。
いかがでしたでしょうか?
ガスとIH、それぞれの魅力と欠点はございます。
料理好きなら、生活の一部になるコンロ。
自分に合った調理の仕方を、この機会に想像してリフォーム及びリノベーションの参考にしていいただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
[記事]田中 義人
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