コラム 介護のためのリノベーション。間取りと断熱で家族全員が安心安全に暮らせる住まい
日本は高齢化社会と言われます通り、介護の需要がどんどん高まっていますね。
これから、40歳も過ぎれば、「親の介護が…」なんて話題が出ることは多くなります。
実際、「自分の親に介護が必要になったら…??」とちょっと不安になったりはしませんでしょうか?
「大変そう」「しんどい」等、あまり明るいイメージをお持ちでない人が多いかと思います。
しかし、介護とはいえ、工夫次第で苦労を減らすことができます。
介護を大変に感じることの原因のひとつに、お住まいの問題があります。
今のお住まいが、お年を召した方向けになっていないかもしれないのです。
介護をするとなると、大変なのが『移動』。
介護をするとなると、大変なのが『移動』です。
怪我をしないように付き添ってあげることになると思いますが、階段を登るのも、お風呂に入れるのも大変です。
とにかく段差が大敵です。
介護をまだ必要としない方でも、足腰が弱ってきていればちょっとの段差でも気になるものです。
しかも、家の中を移動する距離が長いのも問題です。
いちいちトイレにいくのに家の端から端まで移動しないといけない。
洗濯物を干しために、洗濯物をわざわざ2階に運ばなければいけない。
そんなお住まいになっていませんか?
介護を必要とする方や、足腰が弱ってきた方にとってこうした無駄な移動は大変なものです。
そこで、介護しやすくご年配の方もより楽に暮らせるように、リノベーションによって思い切って間取りを変えてしまってはいかがでしょうか。
例えば、弊社が手がけたこの物件では、ご年配のお母様が暮らしやすく、介護も楽しめるようにリノベーションをさせていただきました。
細かく分かれていた部屋をつなげて大きなLDKにすることで『段差なし』『目が行き届く』という、介護される方にとっても、介護する方にとっても負担の少ないお住まいになりました。
今後、ご両親の高齢化にともなって、介護が必要なご家庭も増えてくることと思います。
そんなときに、負担が大きな介護でお互い疲れ切ってしまうのは避けたいものです。
早いうちに家族全員が暮らしやすいお住まいにしておくのも一つの手です。
断熱の問題もあります。
昔ながらの住宅だと、断熱性能が十分でないお住まいもあります。
高齢の方にとっては、寒暖差も負担のひとつです。
ヒートショック心筋梗塞や失神、脳梗塞を引き起こしかねい危険性を考慮する
特に浴室では、ヒートショックという寒暖差による急激な血圧の変化が生じることがあります。
心筋梗塞や失神、脳梗塞を引き起こしかねません。
特に寒くなりがちなお風呂場では、ヒートショックを起こしがちです。
お風呂場で亡くなる方は年間1万4000人いらしゃるとされています。
そうした問題もありますので、部屋間の室温差が少なくなるよう、断熱性能も改善しておくことをおすすめします。
リノベーションなら断熱性能を向上させる工事ができます。
ご年配の方も含めて、全員が楽に安全に暮らせるよう、今後のことも考えてリノベーションをご検討いただければ幸いです。
[記事]田中 義人
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